ボトックス注射について
近年、しわの治療法としてヒアルロン酸注射や
コラーゲン注入に並んで注目されているボトックス注射。
そんなボトックス注射ですが、ヒアルロン酸注射などと違い
その名称からはどういった治療なのかイメージしにくいかと
思います。
ここではそんなボトックス注射がどういったものなのかを
簡単にご紹介していきます。
ボトックス注射(治療)とは?
ボトックス注射とはボトックスと呼ばれる製剤を
使用したしわの治療方法で、2002年4月にアメリカの
食品医薬品局(FDA)でしわの治療方法として正式に
認可された治療法です。
短時間で手軽に治療が受けられることや、
治療の効果がすぐに現れること、および劇的な効果が
期待できることから現在ではしわ治療の分野で最も
注目されている治療法といえるでしょう。
また、メスを使わないというのもボトックス注射の
大きな特徴の一つです。
最近では多汗症やわきがの治療にも用いられており、
そちらの分野でも注目を集めています。
※米国食品医薬品局(FDA)・・・日本の厚生労働省に当たる機関
ボトックスとは
ボトックス(Botox)とは米国アラガン社の登録商標で、
ボツリヌス毒素(Botulin toxin)製剤の商品名のことを指します。
しかし、現在ではこの製剤を用いたしわ等の治療法を
指すことが一般的となっており、ボトックス注射(治療)のことを
単にボトックスと呼ぶことが多いです。
本来、ボトックス注射に使用される製剤の原料である
ボツリヌス毒素とはその名が示す通り毒物であり、
ボツリヌス菌食中毒の原因にもなる非常に毒性が強い
危険な物質です。
しかし、その毒性を化学的に排除することで
医療や美容整形などに利用できるようにしたものが
ボトックスなのです。
ボトックスの歴史
ボツリヌス毒素は元々は第二次世界大戦時初期に
細菌兵器として研究・開発が始まったと言われています。
それから研究が次第に進み、1960年代に入ると
医療用としての応用が進められ、1977年に米国の
ある眼科医が斜視の治療に臨床応用したことが医療的な
利用の始まりです。。
その後、顔面痙攣等の筋運動の異常や筋収縮が
原因となる様々な症状に対して治療に用いられる
ようになりました。
1989年には米国食品医薬品局(FDA)という日本の
厚生労働省に当たる機関で正式な承認を得て、今日では
臨床薬として世界中で広く利用されています。